墓相を気にする人は、相当なこだわりを持たれていると言われています。
ヒビのほかにも、墓石の一部が欠けたり、傾いたりすると「家運が傾き、不幸を招く」等と言われるようです。
どれもこれも、自分や家族に災いが起こるのを恐れて神経質になるのでしょうが、墓石の状態と家族の災難の間には何ら因果関係は無いように思われます。
むしろ災いが起こった時に、原因を墓石に押しつけ、先祖のせいにして事実を正しく見ようとしない心に問題があるのかもしれません。
墓相にこだわるという事は、根も葉もない迷信に振り回されることであり、かえって不安や恐れが増して、少しも心からの安らぎを得られない様に思われます。
修理や取り替えとは、ご先祖の遺徳を偲び、仏さまのお慈悲を味わう場として、スッキリと気持ちよく手を合わせるためと言われております。
それでは皆様方、次回又お会い致しましょう!
今治葬祭 伊藤