新型コロナウィルスについて愛媛県が3月31日に発表した事例によると、葬儀会場にもクラスターとなる危険が潜んでいます。
他県からの参列者にウィルス感染者がおり、通夜、葬儀、会食等の場を介して複数人がウィルスに感染した事例です。
近年は新型コロナウィルスに限らず、家族葬、直葬等の小規模の葬儀が増えていましたが、政府による自粛要請以降はより小規模化が進んでいます。
昨今の状況においてクラスターとなることを避ける為には、葬儀も最小限の規模で営まざるを得ないということです。
特に遠隔地からの移動、都市部よりの参列には移動中にも感染のリスクがあり、やむを得ず欠席をお願いしなければならず、ご遺族の要望を
叶えにくい状況となっています。
故人様の顔を最後に一目見たい、お別れをしたいと思う方の
思いをお断りしなければならないことはご遺族様にとっても、我々葬儀社にとっても心苦しいことですが、ご協力をお願いしています。
葬儀はやり直しはできませんが、後日改めてお別れの場を設けることは可能です。
著名人が亡くなったとき、近親者で葬儀を行い、後日お別れの会を設けるという話はよく耳にすると思います。
新型コロナウィルス渦中で満足に見送れなかったと心残りであれば、そういった場を新型コロナウィルス収束後に設けることも良い方法かもしれません。