あまり聞きなれない言葉かもしれませんが【墓じまい】というと聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここ数年《改葬》をされる方が全国的に増えているようです。
今すぐにされなくても「いずれは…」とお考えの方も多数いらっしゃるというのが実情です。
《改葬》をする理由としていろいろありますが最も多いのがいずれ無縁墓になってしまうというものです。
これは承継者がいないとか遠方で管理ができないということで、自分の家のお墓のことだけでなく、管理ができないと隣のお墓の方にまで迷惑をかけてしまうということも考えられます。
それでは、改葬をした場合お墓はどうなるのかというと、いくつかのパタ-ンに分かれます。
① お墓も遺骨も全て別の場所に移す
② 遺骨のみ移動
③ 遺骨の一部を移動
④ まだ納骨がされていない新しいお墓の処分
大まかにはこのようなパタ-ンがありますが、いずれにしても新しいお墓を購入する、樹木葬や合祀墓、永代供養墓、あるいは納骨堂などの改葬先を決める必要があります。
また、いずれの方法にしても必ず親戚や菩提寺、霊園・墓地の管理者への相談は必ずすることが礼儀です。
本当は、ご先祖様から代々引き継がれてきた想いの込められた大切なお墓ですから、ずっと大切に受け継いでいくのが何よりも良いことなのですが、いろいろな事情がありやむなく《改葬》という手段を取らなければならなくなった時だからこそ、今までお世話になってきた方や役所関係の手続きなど十分に理解したうえで《改葬》を行ってください。
お葬式コラム